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2006年01月15日

-本[小説]-

 アクロイド殺し

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価格:(~)

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高校生だった頃、一時期アガサ・クリスティの小説をかじった時期があって、特に傑作と言われてた話をいくつか読んだのですが、今でも強烈に印象に残っているのが、この「アクロイド殺し」です。何も知らずに読んだこともあって、最後にガツーンときたわけですよ、私は。その後、映画をたくさん観るようになって、いまだにこの「アクロイド殺し」型の映画に弱かったり(好みという意味で)します。ケビン・スペイシーが出てるあの映画、私の好きな映画10傑に入りますが、まさに「アクロイド殺し」なお話ですしねー。

さて、それだけ印象強いわりに、小説を読んだのは高校生だったときの1度きり、というのがずっと長いこと頭の片隅で気になっていて、ついに読み直すことにしました。実に10年ぶりの再読ですね。

10年前と違うのは、すでにこの話のトリックをしっている、という点。ネタばれの状態で読み返したわけですが、それでも非常に面白い。伏線の張り方が非常に巧みで、トリックのための抜け道がしっかりできているのを確認しながら、改めて感心しきり。

以前、どこかの映画レビューサイト(シネスケかな?)で、「本当に面白い映画は、ネタばれなんかに負けない」というのを目にして、深く頷いたことがあるんですが(そうはいっても、まずはネタばれしてない状態で観るべきですけど・・・)、それは映画に限らず小説でも言えることだよな、と思ってみたり。

投稿者 shaw : 2006年01月15日 12:19

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