2003年09月14日

「montag」創刊号

シネスケでコメンテーターとして活躍中のtomcotさんのところで出版された「montag」という雑誌を、私もさっそく購入して読んでみました。

創刊号にして特集が「1920年代映画」という、なかなかアクの強い本だったりするのですが、1920年代の映画を「一本も」観たことのない私でも楽しく読むことができました。フィルム写真が多いので、作品の雰囲気が伝わってくるんですよね。ぼちぼちサイレント映画に手を出す頃かな、とその気にさせる内容でした。

上でも書きましたが、20年代の映画を観たことがないんですよね、私。バスター・キートンも、フリッツ・ラングも、あのチャップリン映画でさえ一本も観てない。正直、意識的にサイレント映画を避けてきた気がします。それはなぜか。って自分にもわからないんですが。敷居が高い、と思い続けてきたのかもしれません。
今回「montag」を読んで、いい感じでサイレント映画に興味が湧いてきたので、これを機会に少しずつ有名作品から鑑賞していこうと思います。

あ、ちなみにこの本、決してマニアックな読み物ではないので、映画が好きだ、という人は手軽に楽しめるんじゃないでしょうか(取り上げられている作品の好みの差はあるでしょうけど)。ただ、ちょっと値段は高めな気もしますが。。

-- 追記 --

私がこれまでに観てきた映画で、もっとも年代が古いのは、おそらく『会議は踊る』か『グランドホテル』で、どちらもトーキーです。

30年代の作品は好きなものが多くて、キャプラやルビッチ、ホークスのコメディ映画には傑作が多いと思います。観てみたい作品は山ほどあるんですが、やっぱり普通のレンタル店ではあまり取り扱っていないのが現状で悲しい。。

以下、とても観てみたいけど、近くのビデオ屋には置いていない作品達。
・結婚五年目
・青髭八人目の妻
・ミッドナイト
あれ、なんかクローデット・コルベール主演作ばかりですねー。他には、
・赤ちゃん教育
・俺は善人だ
・レディ・イヴ
・深夜の告白
・我が家の楽園(今年の3月にTVでやってたけど痛恨の録画ミス)
分かる人には、私の好みが読み取れるかと。

そうそう、tomcotさん、「montag」の次号特集は、30年代映画を強く希望!

>> このエントリーに含まれるTAG
>> 関連するエントリー
投稿者 shaw : 2003年09月14日 21:04

Trackback

このエントリーのトラックバックURL → http://www.s-hashi.net/x/mt-tb.cgi/70