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2003年09月16日『名もなきアフリカの地で』世間が阪神優勝決定で大いに賑わっているだろう中、私は銀座の映画館でまったりと『名もなきアフリカの地で』を鑑賞してました。 さて、『名もなきアフリカの地で』ですが、前評判(分かりやすい一例に、今年のアカデミー賞の「外国語映画賞」受賞作品)も、公開後の評判も良かっただけあって、大変見ごたえのある、よくできた作品かと思います。少なくとも、私はストーリーにぐいぐい引き込まれ、大満足でした! 作品評価:★4 ※採点基準はこちら -- 追記 --「真実は小説よりも奇なり」を地で行くお話ですね(実話がもとになっているそうです)。 基本は『戦場のピアニスト』などと同様、ナチスによるユダヤ人迫害がベースにあって、ただ『名もなき~』の場合は、親子でアフリカの地に脱出して、いわば何もない(ような)土地で原住民と触れ合いながら、いろいろな困難を乗り越えて人間として、そして家族として成長していく様を描いてます。 実は、もっと軽い話なのかなと思っていました。が、ユダヤ人である、ということがしばしば暗い影を落とす事になって、家族崩壊の危機に瀕したりもするのですが、そこは舞台であるアフリカの大自然(といってもやせた土地なんですが)と、伝統を守りながら生活を続ける住民たちの描写が、うまいこと作品の雰囲気を和らげてくれます。特にコックのおじさんがとても自然体でいい演技でした。子役の女の子(も上手かった)との掛け合いがなんともいえぬ優しさに溢れていて、観ているこっちもやんわりと優しさに包まれる気がしました。 えーと、大げさではなく、本当にいい映画だと思います。 >> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2003年09月16日 00:57
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