2003年10月11日

『インファナル・アフェア』公開!

観てきました、早速。

これが面白いのなんのって。みごと期待に応えてくれました。シナリオ、演出、俳優すべて文句なしです。現時点で、今年のBEST MOVIEかもしれない。まだ余韻が残っていて、なかなか仕事モードになれないので、まずは感想だけエントリー。

キャッチコピーに「女も惚れる本物の男のドラマ」とあるんですけど(そういえばいつのまにか公式サイトのTOPに星野監督のコメントが入ってますねー)、本当に作品に惚れた気分です。

香港映画というと、ジャッキー・チェンやジェット・リー主演のカンフーアクションしか興味ない(これは極論すぎるかな)という人も、是非観てみることをお薦めします。
なかなか味わうことのない、極上の緊張感を味わえると思いますよ。

ところで、私は今日の初回を映画館で観てきたわけですが、初日なのに思ったほど人が入っていなくて寂しい感じでした。映画公開前も、あまり盛り上がっている感じを受けなかったので、思いのほか人が入らないかもなぁ、とも思っていたのですが、やっぱり残念ですねー。とても良い作品だと思うので、多くの人に観てもらいたいなぁ。。

作品評価:★5 ※採点基準はこちら

以下、ちょっとだけネタばれありの感想です。

-- 追記 --

トニー・レオンとアンディ・ラウ、お互い内通者でありながら、追う方と追われる方という立場の違いがあって、この追いつれられる側の切り替わり方が上手いんですよね。

邦題でもある『インファナル・アフェア(原題「無間道」)』、意味は「仏教でいう無限地獄のことで、一度入ると抜け出せない、絶え間なく続く苦しみを指す(by eiga.com)」そうで、映画の中でも、立場の違う二人がそれぞれ今の状況から抜け出そうとしつつ、気が付けばもっと深みにはまって抜け出せない、そして最後には。。
俺だったら、物語中盤のトニー・レオンくらい追い詰められたら、なにもかも諦めてしまいそうですが。。

映画館でのニアミスや、エレベーター、携帯電話とモースル信号など、演出も冴えわたっています。シナリオの隙のなさ、脇役の存在感も含めて、洗練された非常に完成度の高い作品になっていると思います。
まぁ、最もしびれたのは、主演二人の「男も惚れる」くらいのかっこよさだったりするんですけどね。

余韻が残っているうちに、今度は『ザ・ミッション 非情の掟』も観てみようっと。

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投稿者 shaw : 2003年10月11日 16:23

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