2003年10月12日

毎日王冠

今週から東京開催。
で、一週目に行われる毎日王冠は、年間を通して最も楽しみなレースの一つだったりします。

その理由。
・秋の天皇賞の前哨戦として、好メンバーが集まりやすい。
・昔から「府中の千八、展開いらず」と言われるように、運に左右されない実力勝負が見られる。
・秋開催の最初の週なので、芝の状態が最高で、迫力のあるスピード勝負が堪能できる。
などなど。

実際、過去に名勝負が沢山繰り広げられていて、最近だとサイレンススグカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーの3強対決なんかが記憶に新しいかもしれませんが、私が最も好きなレースはネーハイシーザーが勝った平成6年の毎日王冠です。
そんなことを思いながら今日のレースを見ていたら、レース後にレコード更新と聞いてちょっと耳を疑ったのですが、東京コース改修で過去のレコードがリセットされてたんですね。1分44秒6というタイムはサイレンススズカでも更新できなかったから、これからもしばらくは残るかな、と思っていたので、ちょっと残念な気がしました。

-- 追記 --

ネーハイシーザーが勝った毎日王冠、私が高校2年の秋だったと思うんですが、ちょうど当時SFC版「ダービースタリオン2」にアホみたくはまった挙句、リアルな競馬にも興味を持ち始めた頃でした。

当時スプリント戦では無敵を誇っていたサクラバクシンオーが、距離の壁を打ち破るべくこのレースに参戦してきて、レースでもそのスピードをいかんなく発揮。そのため、脅威のハイペースとなり、先行した馬はみんなつぶれるかと思いきや、好位追走のネーハイシーザーがそのまま先頭に立って押し切り勝ちという、それはもう強い勝ち方でした。
さらに何が凄かったかと言うと、出走メンバーがまた豪華だったんですよね。手元にいい資料が見つからなかったので記憶が間違っているかもしれないんですが、フジヤマケンザン、スターバレリーナが上位に来て、ハイラップを刻んだバクシンオーも残って、他にマチカネタンホイザ、ナイスネイチャ、セキテイリュウオー、ステージチャンプといった、当時の中距離GIの常連がこぞって出てたような気がします。あぁ、懐かしい・・・。

確かその後しばらく購読を続けた「優駿」を買い始めたのもこの頃で、TV実況を見始めたのもこの頃、つまり競馬に対して何もかもが新鮮で、刺激的だったからなおさら記憶に残っているのかもしれません。

ちなみに、今日の毎日王冠は、ダントツの人気を背負ったファインモーションが道中で逃げるという予想外の展開になって、その影響か直線であえなく沈んでしまいました。こんなオッズの偏ったレースは、なかなか馬券には手を出せないですよねー。

>> このエントリーに含まれるTAG
>> 関連するエントリー
投稿者 shaw : 2003年10月12日 22:09

Trackback

このエントリーのトラックバックURL → http://www.s-hashi.net/x/mt-tb.cgi/107