2003年11月03日

『アラバマ物語』と理想の父親像

cover『アラバマ物語』を鑑賞しました。とても良い映画でした。

作品評価:★5 ※採点基準はこちら

先日(といってもかなり経ちますが)、「映画史に残るヒーロー&悪役100人」というのが全米映画協会から発表され、ヒーロー部門で堂々一位に輝いたのがこの作品の父親役アティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)でしたが、作品を実際に観てみると選ばれた理由がよくわかります。身近なヒーロー「父親」として、あまりに完璧な存在なんですよね、この映画のグレゴリー・ペック。完璧すぎて、理想像としてしか見ることが出来ないですが。しかし、この理想の父親と、その子供が成長する瞬間(ラストでの娘の一言が総てを集約してます)は、とても観る価値があると思います。

毎日毎日暗いニュースばかり流れますが、そういう時にこそ多くの人にこういう作品を観てもらいたい、とか偉そうな事を思ったり。

-- 追記 --

ちょっと話は変わりますが、以前どこかのBLOGサイトで、「結城浩さんの日記でとりあげられていた「お風呂でクイズ」を読んで、上手な子育てとはこういうのをいうのかなと思った」というのを目にして、なるほどと頷いた記憶があります。「自分で考える」習慣を身に付けることが、なによりも重要なのかもしれませんね。

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投稿者 shaw : 2003年11月03日 01:24

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コメント

はじめまして。
私はあまり「身近なヒーロー」という視点で見なかったので、そこまで完璧だとは思えないのですよ。もっと子供にいろいろと(口で)教えてあげる機会もあったのかな・・と。そのあたりで悩む父親像が人間的で良いと思うんですよね。

Posted by: りょう : 2003年11月04日 02:14

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