2004年02月29日

『ジョゼと虎と魚たち』

昨日、今更ながら『ジョゼと虎と魚たち』を観てきました。笑いあり、涙あり、そしていろいろと考えさせられる部分も多い、非常に良くできた作品でした。

作品評価:(限りなく★5にちかい)★4 ※採点基準はこちら

とにかく、主演の二人が良かった。普段TVを全く見ない私にとって、妻夫木を見るのは『ウォーターボーイズ』以来だったりするのですが、こんなに良い俳優だったイメージがなかったのでたまげました、ほんと。池脇千鶴にいたっては、役になりきっていて文句のつけようないし。それに、脇を固める俳優さんも隙がないしで、非常に見ごたえがありました。

私は、屈折しているようで純朴でもある恋愛感情の成り行きと、あのラストに激しく感動してしまいました。そして妻夫木が最後にみせる感情に激しく動揺し、丸一日たった今も余韻を引きずっていたりします。もっと早くに観ておくんだった。。

-- 追記 --

邦画って、洋画と違ってより身近に感じる分、リアリティありますよね。『ジョゼ~』にしても、めったにないシチュエーションとは思いますが、風景があまりにも日常的だったので、妙にリアルな話に感じてしまいました。いま一番観たいのは、こういう映画なのかもしれない。

そうそう、パンフレットを読んで初めて知ったのですが、撮影は戸田市でおこなわれたらしいですね。今の家に引っ越す前、2年弱を戸田市で過ごしていたので、さらに親近感がわいてしまいました。劇中ではまったく気づきませんでしたが(笑)。ああいう雰囲気の平屋、私は戸田にいた頃に見たことないけどなぁ。
土手の撮影は、荒川沿いだったということなのかな、やっぱり。


それにしても、普段邦画に対してあまりアンテナをはってないから、こういう良作を結構見逃していると思うんですよね。けど、こうして素晴らしい邦画に出会うと、もっと邦画も観ていかないともったいないなぁと思っています。

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投稿者 shaw : 2004年02月29日 20:36

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