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2004年04月04日『殺人の追憶』久々に映画館に足を運びました。ここのところ、映画を観る余裕のない日々が続いていたから。。 さて、観たのは『殺人の追憶』。韓国で1980年代末~90年初期にかけて、実際に会った殺人事件をモチーフにした韓国映画です。前評判が非常によかったので、何気に期待していた作品の一本でしたが、かなり面白い作品でした。満足。 作品評価:★4 ※採点基準はこちら 連続する女性猟奇殺人犯を追う刑事の視線でストーリーは進行するのですが、犯人を追うサスペンス映画という面のほかに、当時の韓国の時代背景も実は詳細に描かれていて、いろいろ興味深い映画だと思います。ところどころちょっと中だるみしている部分も感じますが、全体としては緊張感のある、かなりの良作ですね。 一ヶ月ほど前に、「海峡を越えたホームラン」という、1980年代初期に日本から韓国に渡ったプロ野球選手の話を読んだばかりだったのですが、なんといいますか、隣国のことを何も知らない自分に気づいてちょっと恥ずかしくなったんですよね。で、この映画。 この20年で韓国という国がどのように発展してきたのか、その知識が圧倒的に足りないわけです。軍事政権発足 → 民主化運動という流れがあって、この映画の中でもその時代背景がしっかり描かれていて(ということを映画を観た後に初めて知った)、そういうことを意識してみるとまた違った一面を考えることができる作品でもあります。最近の韓国のヒット作には、自国の歴史をうまく活かした作品が多いような気もしますね。 そんなわけで、まもなく公開の『ブラザーフッド』にも興味が尽きないところです。
上でちょっと触れた「海峡を越えたホームラン」という本で、一番心に残った言葉は「日本人はみんな東を向いている」という言葉で、なんとも上手い表現だと思ってしまいました。本当は、読み終わった直後にエントリーする予定だったのに、気がつけばタイミングを逃してしまったなぁ。。 >> このエントリーに含まれるTAG>> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2004年04月04日 12:45
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こんにちは、夏川です。 コメントする
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