『アップルシード』

今日はもう一本、劇場で映画鑑賞。『アップルシード』です。

予告編を観て、「このCGアニメーション、凄いな！」と思って結構気になっていたのですが、予告だけじゃなくて本編も全編にわたってクオリティの高いアニメーションが繰り広げられていて、私には驚嘆の出来でした。あまりアニメ映画に見慣れていないからそう思ったのかもしれないですが。

ストーリーに関しては、原作を読んでいないので詳しくありませんが、人間とバイオロイドの共存という、なんとも士郎正宗らしいテーマの原作をモチーフに、話を破綻させることなく上手くまとめられていて、最後まで楽しませてもらいました。決して、CGアニメだけが話題になるような作品じゃないと思います。一度観てみて、損はしない作品だと思いました。

作品評価：★４ ※採点基準はこちら

私が観た回の客入りが随分少なかったのがちょっと気になるところです。はやくも続編の製作が決まったとのことなんですが、客は入っているんでしょうかねぇ。。

綺麗な背景CGやメカニックアニメーションと、アニメ調のキャラの顔の組み合わせに、はじめのうちちょっとなじめなかったところもあるのですが、そのうち気にならなくなりましたね。
より人間らしい表情の変化とか、今までCGアニメの弱かった（といわれる）部分もしっかり描かれていて、これからのCGアニメの方向性を垣間見た感じです。

それと、この作品を観ながら、今後はCGとアニメの融合がより一層すすむのかな、とも感じました。モーションキャプチャーを使っているんですよね。あまり技術的なことは知らないので下手なことは言えませんが、おそらくLOTRのゴラムと同じ手法ですよね？
最新技術を使うと、こういうアニメ表現に従来どおり一枚一枚絵を書く必要がないということなんですよねぇ。すごいなぁ、やっぱり。