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2004年06月07日『21グラム』『21グラム』を観てきました。 もう、ひたすら重たいです、この作品。とても21グラム程度の秤にはかけられません。どう評価していいのかわからない映画なんですが、命の重みを考える、というテーマにあう映画にはいまいち思えなかったです。 作品評価:★3 ※採点基準はこちら 主演の3人の演技はとにかく圧倒的です。圧倒的がゆえに、映画の雰囲気をより一層重く暗いものにしているような気もしますが。。個人的にはナオミ・ワッツの演技力に特にしびれました。演技合戦を見るのが好きでたまらない、という人には見ごたえ十分だと思います。 ただ、正直なぜこの作品が拡大公開なんだろう・・・、と思ったのも事実だったり。そんなに客の入る映画じゃないと思うんだけど。。 -- 追記 --心臓の疾患で今にも死にそうな男(ショーン・ペン)、夫と二人の子供と幸せな家庭を築く主婦(ナオミ・ワッツ)、前科もちながらも改心した男(ベニシオ・デル・トロ)の3人。それぞれなんの接点もなかったのが、一つの事故をきっかけに3人を取り巻く環境が劇的に変化し、最後は・・・、というストーリーです。 3人の交点になる自動車の事故と、その後の人生の転落振りに人生の重みを表現させようとしていて、それはとても見ごたえのある部分だと思います。ただ、他の映画評でもたびたび目にする、この作品の「編集」方法に必然性があまり見出せないんですよね。 たしかに、時系列に淡々と並べてしまっては、骨太ではあってもありふれた映画になってしまったかもしれないとも思いますが、時系列をばらばらにしてあちこちに配置しなおしても、この作品に関しては小細工が過ぎるんじゃないのかな?という気がしたのでした。 観終わった後、なんだかとても体力(と精神力)の消耗を感じましたが、その割にはあまり記憶に残らない作品になりそうな予感がします。 >> このエントリーに含まれるTAG>> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2004年06月07日 01:31
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