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2004年07月13日『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』日曜日に、『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』を観てきました。 かなり私のツボを抑えた良作でした。イーストウッドの『許されざる者』を最後に、ウエスタン映画は完全に廃れたように言われますが、この作品は古き良き西部劇のスタイルをしっかり踏襲していて(悪く言うと、どこかで観たことあるようなシーンの寄せ集めと言えなくもないけど)、まだまだこういう映画も撮ることができるんだなぁとうれしくなりました。 全体を振り返ってみると、終盤のシナリオがちょっと弱いかなぁ、という気もしますが、画がとてもきれいで、美しい西部という雰囲気を見事に表現してて、シナリオの良し悪しなんか気にならなくなります、多分。最近目立った活躍のなかったケヴィン・コスナーですが、久々に良い仕事をしたんじゃないですかね。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』でも思いましたが、この人は本当にウエスタン映画というものに敬意を払っているんだなぁと思わせる、丁寧な作風はとても好感度が高いです。あまり注目浴びていない作品ですが(ファーストランがシネパトスだもんなぁ・・・)、それがちょっともったいないなぁと思うのでした。 作品評価:★4 ※採点基準はこちら -- 追記 --あと、特筆すべきは終盤のガンファイトですか。あまり銃の撃ち合いというのは好きじゃないんで、ウエスタン映画は好きでも、銃で全てを解決するような映画はそれほど好きになれなかったりして、この作品もそういう面でちょっとマイナスでもあります。が、そのシーンの迫力はかなりのものだと思いました。やはりこれは音響効果の向上がそのまま迫力につながっているんでしょうね。正直、銃撃シーンの第一声にちょっとビビリましたよ、私は。いや、大げさじゃなくて、静かな町に響き渡る銃撃音が、これからはじまるだろう激しい銃撃戦を否が応でも想像させて、なかなか上手い演出だなぁ、などと思ったり。 個人的には、その銃撃戦を20分にわたって見せられたのがちょっと長いというかくどいというか、リアルではあるんだけど逆にそれまで良かった作品のテンポを少し殺いじゃったんじゃないかなぁとも思って残念だった部分でもありますが。 と、ちょっとけちをつけた格好になりましたが、それでもこの映画の出来はかなりのものだと思いますね。こういう映画だったらまた観たいです。ケヴィン・コスナーには、中途半端なスポーツ映画やキワモノ映画じゃなくて、この路線を極めてもらいたいところです。他にウエスタン映画がさまになる俳優もいなくなってきたことだし・・・。 >> このエントリーに含まれるTAG>> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2004年07月13日 05:01
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Title: ワイルド・レンジ 最後の銃撃
Excerpt: 西部の大平原を舞台に、牛を放牧しながら旅を続ける“フリー・グレイザー”式牧畜をするカウボーイたち。彼らを縛るのは、雨や風など自然界のルールだけ。ある日、彼らの前に立ちふ... From: impression Date: 2005.05.20 TB&コメントありがとうございます。 コスナー主演の作品は「コーリング」など コメントする
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