甲子園決勝

北海道勢初の、夏の甲子園決勝進出に、生まれ育ちが苫小牧の私もいてもたってもいられなくなり、甲子園まで応援に駆けつけてしまいました。

いや、まさかこんな試合になるとは思っていなかったんですよ。さきほど熱闘甲子園を見ながら、改めて凄い試合だったんだなぁと実感が沸いてきたところです。

結果

とにかく感動しました。いい試合でした。観にいって本当に良かった。
駒大苫小牧、優勝おめでとう！！
なんか、俺も頑張らんといけないなぁ、と訳のわからない勇気を与えてくれた試合でしたｗ

オリンピックといい、甲子園といい、今年の夏はスポーツで勇気付けられるなぁ。

-- 追記 --

とにかく応援のしがいのある試合でしたね。まぁ、実は2回の表に、フォアボールの連続で点をリードされたところで、今日の試合は厳しいかな、と早くもあきらめムードになってしまった私でしたが。当人たちにはどこ吹く風だったようで。

三塁側アルプス席のチケット

3回、4回で着実に点を返し、逆転。このあたりで三塁側のアルプス席の応援もヒートアップ。6回の表に、再び3点のリードを許したところで、またも弱気になってしまった私でしたが、その裏に本塁打を含む連打で、済美のエース福井を引きずりおろし、再び同点。駒苫の9番打者・五十嵐の10球近く粘った末の同点打に、応援熱もピークに。この時点で、もう点をとられてもまた逆転できるという確信が生まれ、なんだか勝利の実感が湧いてきた瞬間でもありました。

7回の裏の連打で3点差をつけて、いよいよ勝利の文字が近づいてきたようにも思ったのですが、そこは相手は強打の済美。8回の表、またもや連打でノーアウト満塁という、きわめて危険なピンチに陥るわけですが、センター桑原の好プレイもあり、犠牲フライによる1点で抑える。桑原君の肩の強さは素晴らしくて、ホームへの捕殺含めて好守連発で見事でした。

試合前のシートノック

9回も済美はノーアウトからランナーを出し、駒苫としてはピンチを招いたのですが、内野ゴロからのゲッツーで2アウトまで持っていき、最後は鵜久森の一打同点という場面をショートフライに抑えて、見事優勝をきめたのでした！

済美19本、駒苫20本という安打数が示すとおり、最後の最後まで気の許すことのできない、史上まれに見る乱打戦になりましたが、これまでの試合すべて打ち勝ってきた苫駒が最後までその持ち味を発揮できたのは、本当に素晴らしいことだと思いました。

やっぱり、両チームとも、決勝の時点でピッチャーは疲労のピークだったんでしょうね。特に済美のエースはここまでずっと一人で投げ抜いてきたこともあって、もともと強打でここまで来た駒苫を抑えるのは厳しかった、という面もあるかと思います。ここ数年の甲子園の優勝校をみると、一部の例外を除くと、好投手で投げ勝つ、というより、打って打って打ちまくるチームの方が有利ということが少なからずあるように思います。

その点、苫小牧のほうは、左の好投手二人をそろえられた、というのもここまで勝ち進めた大きな要因でしょうね。今日は2桁安打に2桁得点を許しちゃいましたが、それでも抑えるところはぎりぎり抑えましたしね。いや、ほんとぎりぎりでしたが・・・。今日は、岩田がこんなに早くに交代になるとも思っていなかったので、鈴木が最後まで持つのか心配でたまりませんでしたが、最後は本当に気力で抑えたという感じでした。ラストバッター鵜久森を迎えた時は、見ているこちらも心臓バクバクしましたが、あの場面でプレッシャーがかかるのは打者も同じわけですしね。

それにしても、駒大苫小牧のナインは素晴らしかったです。少なくとも、打つほうではプレッシャーというものを感じさせませんでした。夏の大会として北海道勢初の優出という、かなり注目を集める試合だったというのにもかかわらず、たいしたものです。のびのび野球が出来るというのが見ているこちらにもすがすがしかったです。改めて、心からおめでとうと言いたい。そして、負けた済美も春の王者らしい強さを最後まで見せて、こちらの健闘もたたえたいです。

日本のプロ野球の行く先は依然としてみえませんが、オリンピックの日本代表の試合といい、高校球児のはつらつとした試合といい、大リーグで神がかり的な活躍を見せるイチローや他の日本人選手といい、これだけ日本人に根付いたスポーツなのだから、これからも良い方に発展を続けて欲しいなぁと、心から思った今日一日でした。

9回表、鵜久森をショートフライにしとめる。って、わかんないな、こんな写真じゃ・・・

>> このエントリーに含まれるTAG

• 甲子園 はてなブックマークで検索 テクノラティで検索

>> 関連するエントリー

• 夏の甲子園大会
• 松山商×熊本工のバックホーム動画
• 夏の高校野球 決勝
• 夏の高校野球 準決勝
• 夏の高校野球 準々決勝 その2
• 夏の高校野球 準々決勝
• 南北海道代表は駒大苫小牧
• 夏の甲子園 地区予選
• 駒大苫小牧、決勝進出！
• なぜか徹夜