2004年12月20日

フェアリーS観戦記

初めて中山競馬場に行ってきました。
えっ、1週早いんじゃないの?という疑問の声が聞こえてきそうですが、私の目的は別に有馬記念ではなくて、フェアリーSという2歳牝馬限定のGⅢ戦です。

目的は、フェリシアという馬です。
これまでこのBLOGで何度が話題にしたフェリシアが、久々に重賞挑戦ということで、まだこの目で見たことなかったこともあり応援に駆けつけた、というわけです。

さて、結果はというと・・・。

ちなみに、実際に一口持っている友人も競馬場に応援しに行っていて、レース後に合流したら「レースをまともに見ることが出来なかった」と言ってましたw
自分の馬を持つって、そういうものなのかもしれないですね。

-- 追記 --

馬を間近に見るにはパドックが一番、なので、ちょっと早目からパドックに陣取って最前列でしばし待つことに。

各馬、パドックでの周回がはじまって、フェリシア含む有力どころをじっくりと眺める。するとですねー、この時期って、素人目に見ても出来不出来の差がわかりやすいなぁと思いました。例えば、道営競馬から参戦のオリオンザヴィアンという馬、どうみても馬がまだまだ出来ていない、というより冬毛が目立つなぁと眺めてたら、しんがり負け。対して、3着だったカシマフラワーはなんだかごつごつ見えたもんな、前脚の上う筋肉とか。牧場施設含めて調教の差が、この時期の若駒だと顕著にでるのかもしれない、などと考えたり。

さて、お目当てのフェリシアはと言うと。
気合はいりまくりです。頭をグッと下げていて見るからに気合十分です。これで頭の上げ下げでもはじめようものなら、レースでもいれこんでかかってしまうのかもしれませんが、この日は最後までパドックではうるさいところを見せてませんでした。よくよく見渡してみると、二人引きしてるのフェリシアだけだよ。友人の話によると、いつもパドックから入れ込んでしまって、それが割り引き材料なんだけど、それでもレースで大崩れしないからたいしたものだよ、と自慢げに話していたのを考えると、今日はいい出来なのかもしれない。

パドックで馬を眺めることを充分に堪能した後、今度はゴール前に移動。と、その前に、フェリシアの短小馬券を500円だけ購入。意外と倍率が付いているようです。

スタンドに着いたときには、もうすでにほとんどの馬の返し馬が終わってました。
それを遠めに見つつゴール前に移動。ゴール前はかなり空いていました。この寒い時期、2歳牝馬限定戦をゴール前で見る人なんて、確かにあまりいなさそうです。おかげでゴール板目の前の場所を確保。

レースが始まるまで寒さに震えつつ、どういう決着になるかをあれこれ想像。フェリシアの一口を持っている例の友人Tには電話で連絡が付かないので、メールだけ入れておき、レースが始まるまで、ターフビジョンと知らない間に随分立派になったレーシングプログラムとスポーツ新聞を交互に眺めて時を待つ。

さて、しばらく待つと、やっとスタートの準備が整ったようで、ゲートが切られたようです。場所的に、向こう正面は全く見えないので、ターフビジョンを眺めながらレース観戦。フェリシアはいつもよりも後ろからの競馬の模様。ペースはちょっと早め?なのかな。でも、フェリシアも上手く流れに乗ったようで、かかる様子もないようです。

4コーナーから、集団が一斉に流れるように移動するのが肉眼で見えるようになると、テレビ観戦と違う興奮が沸き起こってくるんですよね。と同時に怒号も飛び交い始めるので、それにのっかる形で私も叫び始めます。ターフビジョンで見るかぎりでは、フェリシアがかなりいい感じで脚を伸ばしているようだったので、私はけっこうはやい段階で「こりゃ勝てるかも!」と目星をつけたんですが、同じ頃馬主席でレースを見ていたTは直線を見ることが全くできなかったそうですw
あとは、もの凄い勢いでターフを駆けている一団の中からフェリシア自身を見つけ出し、「フェリシア!フェリシア!!!」と声を出し続けるだけです。久々だなー、あんなに大声を連呼したのは。

結果は↑リンクにあるとおりです。祝!
なんだか、今年は現場に応援に駆けつけるといいことが多かったなー、などと一人ご満悦に。

レース後しばらくたって、Tと連絡が付いたんで合流しました。さぞ興奮しているんだろうな、と思いきや、逆にやや顔が青ざめ気味で、口数もいつもと比べて全然少ないんで、かえってびっくりしました。話によると、前日夜にあまり眠れなかったとのこと。2戦連続で惜しい負けが続いていたのがよほど悔しかったのか、そしてそれがプレッシャーになっていたのか。東京駅近くで、ささやかな祝勝会をしたんですが、いつもの勢いが復活するまでちょっと時間かかってたもんなぁ。たとえそれが一口であっても、馬を持つって大変なんだなー、と妙に実感してしまいました。

今回の勝利で、しばらくはレース選びに不自由しなくて済むようになったのが最も大きなポイントですね。ちなみに、次走はぶっつけで桜花賞を予定しているそうです。うまくいけばいいんだけど・・・。


-- どうでもいい追記 --

今の住居(埼玉県和光市)から中山競馬場(千葉県)って、正反対の方向なので移動に時間がかかると思ってましたが、朝霞台から武蔵野線で乗り換えなしなので、実は意外と早くに競馬場に到着しました。府中よりも時間的には近いかもなー。

>> このエントリーに含まれるTAG
>> 関連するエントリー
投稿者 shaw : 2004年12月20日 12:05

Trackback

このエントリーのトラックバックURL → http://www.s-hashi.net/x/mt-tb.cgi/507