2004年12月31日

『下妻物語』

個人的に、今年公開された作品の中で、劇場で見逃して気になっていた作品NO1だった『下妻物語』、気がつけば(1ヶ月くらい前に・・・)レンタルが始まっていたようなので昨日レンタルして鑑賞してみました。

さて、この『下妻物語』という作品、茨城県(で当たってます?)の下妻という田舎で繰り広げられる、ロリータファッション娘・桃子(深田恭子)とヤンキー娘・イチゴ(土屋アンナ)の不思議な友情を描いたヒューマンドラマです。初めて予告で(1年以上前?)、ロリータファッション姿の深田恭子が空を飛んでいる映像を見て、「なんだ、これ。とんでも映画か??」と思ったものですが、蓋を開けてみればなんと熱ーい友情ドラマだったんですね。すっかりだまされました、私w

で、鑑賞後なのですが・・・。不覚にも思いっきり涙してました、ハイ。完全にやられました。これまでにもいくつかの映画レビューで書いたかもしれませんが、実は私涙腺がとても弱いのです。そして、こういう不思議な縁とか固い友情とか、そういうのがツボにくるんですね。中盤、これまで他人に心を閉ざして生きてきた桃子が、イチゴに心を開いていくくだりからもうホロホロきちゃって。いや、こういう映画でいいように泣ける自分が好きですw

なんといいますか、主演の二人があまりにもはまり役なのがこの映画の最大の成功要因じゃないですかね。深田恭子のロリータファッション(とナレーション口調)が全く違和感ないというのが凄い!いや、この役を演じるために生まれてきたといっても過言じゃないはずだ(←言いすぎ)。もう、土屋アンナにいたっては、もともとヤンキー娘だったに違いない!!というくらい、はまってます。

多分、第一印象と鑑賞後の感想はだいぶ違うんじゃないですかね。個人的にはかなりのヒット作でした。もし、見た目で敬遠しているなら、それはもったいないことをしている可能性が大です。だまされたと思って、是非鑑賞してみることを私は薦めます~♪

作品評価:(限りなく★5にちかい)★4 ※採点基準はこちら

下妻物語 スタンダード・エディション
東宝 (2004/11/26)
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おすすめ度の平均: 5
5 一度は観ておきたい秀作!
5 B級コメディのようで、実は感動の青春映画
5 最高*
-- 追記 --

終盤、桃子が服屋の社長からじきじきに刺繍を頼まれて、それを引き受けつつプレッシャーに苛まれるシーンがあるじゃないですか。で、「私はこういう服を着たいのか、つくりたいのか」って自問するところ。なんかね、ここに共感してしまう人って多いんじゃないかな、と思いました。

私も、映画が好きで今の仕事(映画の公式WEBサイト作成)に転職しましたが、たまーに同じようなこと考えますしねー。そうすると、結局「仕事と趣味は一緒にするもんじゃないな」という結論に達するわけですがw
まぁ、そうは言っても、仕事のやりがいとか、映画好きな人にはちょっとだけ役立っているかもしれない、という部分で満足している自分もいますが。

鑑賞後、↑のようなことを考えつつ、この映画、一見お馬鹿そうな映画なのに、何気にテーマが深いなと思ったのでした。

以下、どうでもいい話。

この作品、初めて映画館で予告がかかった時、ものすごく「面白くなさそう」に思ったのですが、公開近くの最終予告バージョンではなんだかとても気になる内容に変わっていて、妙に印象に残っているんですよね。『ラストサムライ』の時も同じこと思ったっけなぁ。映画がまだ全然出来ていないうちに予告流すことがたまにあるように思いますが、やっぱりそれは映画の認知度を高めるためなんですよね?けど、それで「面白くなさそう」という印象を与えてしまっては逆効果だと思うんですがねー。。

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投稿者 shaw : 2004年12月31日 22:25

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