2005年01月01日

『ターミナル』

新年早々、今年も映画館に足を運んできました。去年の、単館系を中心にはしご計画を立てて、そのほとんどが休館で見ることができなかった、という悲しい経験を踏まえて、今年はシネコンをメインに計画を立てようかと。でも、実際に観たい映画を探してみると、なんか全然見当たらないんですよ、これが。『ターミナル』はこの日のためにとっておいた(?)んですが、他に金を払ってまで観たい作品がなかったので、結局私のホームグラウンドである板橋のワーナーマイカルに行ってきました。

映画館、意外と混んでました。ファーストデイサービスで1000円ということもあるんでしょーけど、正月に暇している人も多い、ということなんですかね。

さて、どうでもいい前置きが長くなりましたね。いつものように、私なりの『ターミナル』レビューです。
ストーリーは、母国の崩壊により、空港からでられなくなった男(トム・ハンクス)が、空港内で生活をしているうちに、そのまわりの人々に幸せを呼び起こしていく、なんか誤解を招きそうですがそんなお話です。余談ながら、実際にフランスのド・ゴール空港にいる(いた?かも)空港男にヒントを得てつくられたストーリーとのことで。

映画のほうは、あんまり大作感のない作品でしたが、スピルバーグ監督らしい軽妙なテンポと隙のない演出で、笑いあり、かるい涙もありのなかなかの良作でしたね。設定にいろいろ無理があるようにも思いますが、その辺はなにも突っ込まずに、ちょっと現実離れしたファンタジー作品として観ることができるようだと、誰にでも楽しめる映画だと思います。まぁ、誰にでも楽しめるような映画になっている分、強く私のツボを突くような部分もあんまりなかったので、時が経つとあまり印象に残っていない可能性も高そうですが。そう意味では、同じスピルバーグ監督作『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』と似た空気を持った作品ですね。どちらも、私は嫌いじゃないですが。ちょっとした息抜き映画にどうぞ。

作品評価:★4 ※採点基準はこちら

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
ドリームワークス (2003/08/22)
売り上げランキング: 176
在庫切れ
おすすめ度の平均: 4.35
5 とにかく良かった!!
4 Change you if you can
5 スピルバーグ改心の爽快作
-- 追記 --

トム・ハンクスは、いつも通りいい人ぶりが板についていて、このキャスティングはもっともだと思います。個人的に驚いたのはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。なんか、あまり好きじゃないんですよ、この女優さん。ただ今回の役は雰囲気が良かったですねー。いつもと違って、とがった印象(お高くとまっている感じ?)じゃなくて丸い感じとでもいうか、あー上手く表現できないけど。ちょっと見方を改めました。単にスチュワーデス姿に惹かれただけだったりして(オイ・・・、フェチか俺)。日本ではまもなく公開の『オージャンズ12』に出演しているようですが、こちらはどうでしょうかねー。

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投稿者 shaw : 2005年01月01日 22:52

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