SHAW's Home Page |
|
||||||
日々思った事を、適当に綴っています。 |
カテゴリ
■ Books [16件]
・Comic [10件] ・Novel [11件] ■ Diary [88件] ・Working [28件] ■ Game [19件] ・Mobile [25件] ・PS2 [11件] ■ Internet [67件] ・Blog [32件] ・Flash [8件] ■ Movie [69件] ・News [50件] ・Review [102件] ■ Music [11件] ■ Sports [16件] ・Baseball [38件] ・Dragons [44件] ・Racing [38件]
アーカイブ
|
2005年01月25日藤沢周平の時代小説にはまりぎみの今日この頃です。 きっかけは、なんとなく職場の人と本の話になって、私が司馬遼太郎の大ファンだという流れから、時代小説の話に進展して、そこで藤沢周平の名前が出てきて、まだ全く読んだ事なかったのでせっかくだから本を貸してもらおう、とそんな感じです。 去年のうちに、「隠し剣」の2冊を早速読んでみて、これが大層面白いお話だったのでした(レビュー書く気だったのにいつのまにかタイミングを逃した・・・)。昨年末に映画化されたのもこの短編の中の一つですね。で、続けて貸してもらったのが「蝉しぐれ」。これも代表作の1冊らしいです。 こちらは今年に入ってから読み始めてみたのですが、代表作と言うだけあって非常に素晴らしい出来なのです。なんといいますかね、藤沢氏の話は日常風景の描き方が実にうまくて、全然作り話っぽくないのです。これまで私が愛読してきた時代小説って、「作り話」という前提のもと、面白い演出になっている話が多くて(歴史小説はまた別の話ね)、こういうしみじみとした日常の中に感動を生み出すタイプの小説はあまり読んだ事なかったので、大変新鮮なのです。 そして、すごく上手いなと思うのが、日常の「静」の描写の中に、剣術にまつわる「動」の描写の織り交ぜ方ですね。「隠し剣」シリーズはもとより、「蝉しぐれ」でも秘剣にまつわるエピソードが途中で出てきて、それが見事なスパイスになっています。ただでさえ、剣術による対決の描写が素晴らしい上に、ストーリーへの絡ませ方が見事なので、こちらは読みながら身震いするしかない、というものです。 ちょいとべた褒めしすぎな気もしますが、そのくらい私はかなり藤沢氏の時代小説が気に入ってます。全体的にあっさりした感じの中に、味わい深い演出の見せ方がとにかく素晴らしいのです!引き続き面白そうな本を読み漁るとするかな・・・。 -- 追記 --おっと、肝心のストーリーについて、まったく触れていないですね。 藤沢 周平 文芸春秋 (1991/07) 売り上げランキング: 2,886 通常24時間以内に発送 おすすめ度の平均: 運命を受け入れながら潔く生きるとにかくしみる!! 清涼感あふれる名作 藤沢 周平 文芸春秋 (2004/06) 売り上げランキング: 9,401 通常24時間以内に発送 おすすめ度の平均: 鬼の爪だらしなくてもかっこいい 今秋上映!隠し剣鬼の爪の原作もあります! 藤沢 周平 文芸春秋 (2004/06) 売り上げランキング: 23,923 通常24時間以内に発送 おすすめ度の平均: 映画化もされる、藤沢版剣客小説です>> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2005年01月25日 00:33
Trackback このエントリーのトラックバックURL → http://www.s-hashi.net/x/mt-tb.cgi/529
|