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2005年02月17日「アマゾンの秘密」先日、NDO::Weblogさんで紹介されていた「アマゾンの秘密」という本、ちょっと気になったので私も購入して読んでみました。読んだ感想は、naoyaさんがまとめたものとほとんど同じ。さらっと読めて、その中にいくつかとても興味深い内容が含まれてました。 中でも、もっともハッとしたのが、アマゾンのCRMの方針。大抵、CRMを使ったマーケティングというと、性別や年齢、職業といった個人の属性をもとに展開するような気がするんですが、アマゾンではあくまでも中心は商品。つまり、「どのような人に」何が売れるか、といったアプローチではなく、「どのような商品を買った人が」何を買うかという視点でシステムを構築しているんですね。 よくよく考えると、確かにアマゾンで初めて買い物をした時に、登録した情報は名前とメールアドレス、届け先とクレジット番号くらいで、その他のプロファイル登録は全くしてません。けれど、アマゾンから送られてくるマーケティングメールは、私の気になるジャンルを的確についてくるわけです。なぜこういうことができるかというと、私の購入履歴と他のアマゾンユーザーのそれとを照らし合わせて、傾向の似通ったデータから自動的に算出しているのですね。 もちろん、このようなシステムは、膨大(で正確)なデータと、それを緻密に分析・処理できるシステムがあって初めて可能なので、おいそれとは構築できるものではないわけで、そこに至るまでのいろいろな苦労話なんかもこの本で触れられています。 あまりWEBに関する知識がなくてもすらすら読める本だと思うので、興味があれば是非。 アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか posted with amazlet at 05.02.17 松本 晃一 ダイヤモンド社 (2005/01/28) 売り上げランキング: 562 通常24時間以内に発送 おすすめ度の平均: 書籍で語られることの少なかったアマゾン。じつはこんな会社です。周到に考え抜かれ、準備されたアマゾンというビジネス 立ち上げ屋の醍醐味 なんか、このアマゾンの優れたリコメンド機能を使っていると、ついつい思い出すのが以前シネマスケープで稼動していた「あなたにおすすめ」機能。正直、シネスケ会員になったばかりの頃、何度この機能のおかげで面白い映画に出会えたことか。当時、全く知らなかった『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』という映画が最上位に来た事があって、全然興味がなかったのに冗談半分で借りてみたら、ありえないくらいに面白くて、改めてシネスケというサイトのありがたみを噛みしめたっけなぁ・・・。かなりサーバーに無理をかける処理なんだろうけど、復活しないものかな。。 >> このエントリーに含まれるTAG>> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2005年02月17日 01:01
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