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2005年05月09日『海を飛ぶ夢』新宿武蔵野館にて、『海を飛ぶ夢』を鑑賞してきました。 さて、この作品は、事故により首から下が不随の身になった、ラモン・サンペドロという実在した方の、「尊厳死」をめぐっての半伝記映画です。二十数年間、ベッドで寝たきり生活を送ってきた主人公が、ついには尊厳死という道を選びながらも、世間からも法律上でも認められないため、弁護士や尊厳死協会の協力のもと闘っていく(という表現は微妙だな・・・)という話です。 生と死がテーマの作品なので、鑑賞中はちょっと気持ちが重くなるし、当事者達の立場だったらどう考えるだろうか、とついつい物思いに沈んじゃいますが、鑑賞して良かったなぁと思ってます。 テーマがテーマなので、鑑賞後に感じることも人それぞれでしょうけど、個人的にはお薦めの作品ですね。 作品評価:★4 ※採点基準はこちら -- 追記 --テーマが重たい分、そちらに目が行きがちですが、作品のクオリティ自体とても高いです。こういうドラマは、俳優たちの演技が出来を左右する大きな要因になりますが、これがとにかく素晴らしいんですね。特に、主演のハビエル・バルデムが凄い。寝たきりの主人公なので、体を使った演技が出来ないわけで、セリフと表情のみで演じきっているんですが、優しさや厳しさ、絶望といった感情を見事に表現してました。スペイン映画ということで、知っている俳優はほとんどいませんでしたが、隙の無い見事なキャスティングだったと思います。 尊厳死について、考え方は人それぞれだと思いますが、日常的に考えるテーマでもないですし、こういう映画を鑑賞しながらいろいろ考えるのは悪くないのではないでしょうか。 ちなみに、私は主人公支持派ですかね。 というか、レビュー書く前から思ってたけど、なんともレビューが書きづらいなぁ。。 >> このエントリーに含まれるTAG>> 関連するエントリー 投稿者 shaw : 2005年05月09日 00:46
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