2005年11月15日

蠍座通信

皆さん、蠍座という劇場を知ってますでしょーか?

って、なんだか唐突な書き出しかたですね。えーと、札幌にある名画座ですね。札幌近郊に住んでいる映画好きな人だったらご存知なのではないでしょうか。

さて、私も一応映画好きの端くれ、数年前までは北海道に在住してたわけで、多少の縁はありそうな気がしますが、札幌で暮らしてた時期は皆無だし、そもそも映画を劇場で頻繁に鑑賞するようになったのも上京してから、ということもあって、姉から話を聞くまでこういう劇場があることすら知りませんでした(汗)。

で、前に帰省したときに映画の話になって、姉が蠍座の愛好家だと聞き、急に興味が湧いてきたというのがことの始まりだったりする。いや、なんかね、劇場でかける作品のチョイスが非常に私好みっぽいんですよ。まぁ、そうはいっても、今の私には(場所的に)縁がないことには変わりがないんですがw

その蠍座なのですが、オーナー(田中次郎氏)お手製の「蠍座通信」というものが発行されているとの話を聞くと、映画好きとしては読んでみたくなるじゃないですか。そこで、姉に取り寄せてもらい、今日手元に届いたのでした。早速閲覧してみると、これがいい!一度も劇場に行ったことないのに、すっかりオーナーのファンになってしまいましたよ、私は。札幌に在住してたら、確実に常連になってるな、こりゃw

-- 追記 --

蠍座通信は、1枚の印刷物で、表面が表紙と特集記事(というのかな)に「らいたあ独白」というコラム、裏面がプログラムとその作品解説、という構成になってます。当然、テキストがメインで、場面写真が間々に挟まっている、という感じですね。誌面の構成といい、テキストの内容といい、とっても丁寧な印象が好感度大で、オーナーの人柄がとても感じられるんですよね。いいなぁ、こういうの。

そして、やっぱりなんといっても公開作品のチョイスが素晴らしいのです。古い邦画にはまだそれほど興味がなかったりしますが、洋画(単館系の良作がメインですね)に関してはかなり私の好みとマッチしてたりする。当然、公開時期は東京と比べると遅めになるんですが、1作品800円(2作品で1200円、3本だと1700円!)で観られるというのは大きいなぁ。大作映画の場合は、大きなスクリーンに、THXやそれに相当する音響設備が整っているシネコンのほうがいいのでしょうけど、単館系の作品だったら劇場の差ってそれほどなさそうだしね。

個人的には、映画は劇場で観るのが一番だと思っているので、そういう意味では名画座って非常にありがたい存在ですよね。そうは言いつつ、いつどういう映画が公開されているか、チェックがおろそかになりがちなので、日ごろあまり活用できていなかったりもするのですが・・・。たまに池袋の新文芸坐のサイトを見てみると、好きなクラシック映画の特集が終わった後だったりして、ちょっと悲しくなった経験が多々あり。。

名画座の運営って大変なんだろうけど、ぜひぜひ頑張って運営を続けて欲しいですよね。蠍座は、帰省のタイミングで一度足を運んでみたいなー・・・。

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投稿者 shaw : 2005年11月15日 00:24

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